PRODUCTS
技術紹介
Picture1
ストライプジェット

NETIS登録番号:CBK-240003-A

超高圧水 滑走路自動操舵ゴム除去工法 ~ストライプジェット~

本工法は航空機着陸により堆積した、滑走路のタイヤゴム痕を除去をする工法です。

GNSSを利用した自動操舵システムで、誰でも簡単に施工ロスなく安定的な施工品質を確保します。



 -  諸元
名称・型式
ストライプジェット
サイズ(全長・全幅・全高)
-
質量(重)
-


  -  適用範囲
滑走路ゴム除去
 -  特長

滑走路ゴム除去工法

滑走路のすべり抵抗性は、接地帯付近に航空機タイヤのゴムが付着するこ とにより低下し、特に接地点標識付近において、滑走路中央部と比較し3~5割低下することがわかっています。
「第1回 舗装工学講演会講演論文集 空港滑走路のすべり抵抗性」 より抜粋
ゴムの堆積が進行すると、滑走路上のグルービングが埋没し、雨天時のハイドロプレーニング現象の原因となります。また路面表層に付着したゴムはすべり抵抗値を下げ、制動距離をのばし航空機の安全な運行の妨げとなります。
「Jリムーバー」によるゴム除去は、グルービングに損傷を与えず、溝内及び舗装表層に付着したゴムまで概ね100%近く除去が可能です。路面の滑り抵抗値は新設路面同等値まで回復します。
また、ゴム除去は滑走路がクローズしている短時間に広大な面積をスピーディーに施工する必要があります。「Jリムーバー」は500㎡/時間以上の施工能力で工期短縮にも貢献いたします。

空港制限区域内における滑走路ゴム除去装置自動操舵運転実施

弊社は、滑走路を含む空港制限区域内における現場作業の安全性確保や環境改善、生産性向上、施工品質向上などの課題解決に向け、滑走路ゴム除去装置について約1年間に及ぶ実証実験を経て、自動操舵運転にて工事を実施しました。本装置は、自動運転(レベル1相当)※1に対応したトラクターをベースに、自動操舵運転とウォータージェットの技術連携により高機能化させたゴム除去装置(同時吸込式)を用いており、11月に中部国際空港滑走路(愛知県常滑市)にて実施しました。
今回空港制限区域内において使用するゴム除去装置として日本で初めて自動操舵運転を導入しました。夜間及び季節を問わない過酷な環境下での作業員への負担軽減や、重複除去や除去漏れの削減によるゴム除去品質や効率向上の確認、普通免許で運転可能なトラクターをベースとしたゴム除去装置の有用性については実験により実証済です。

自動運転および利用システム

本施工で使用する車両は、トラクターに自動操舵運転技術を搭載し、時速1~2km程度で走行します。車両の走行位置や施工経路は、GNSSおよびRTKデータで補正把握し、あらかじめ設定した直線ルートを自動操舵します。ドライバーが搭乗し、ゴム除去区間まで及び転回時はドライバーによる運転を行い、施工区間内は自動操舵運転に切り替えて滑走路に付着しているゴムを除去します。
自動操舵切替、施工経路等のデータ確認は車載のタブレット操作により行います。





 - 関連会社
株式会社キクテック